記録することは目標達成の近道である:やる気ノートを使おう!
皆さんは日記をつける習慣、ありますか?
デジタルが普及し、写真や動画を撮る機会は増えましたが、ノートや手帳にその日に行動したことや日記を書き綴るという行為はおそらく数年前より実施している人が減ったように感じます。
忙しい日々は刻一刻と過ぎ、たった数日前に感じたことや強く願ったはずの意志はいつの間にか忘れてしまっていませんか?
最近行われた研究やメタ解析では、目標達成するためには「進行度を記録することが最も有効である」ということが発見されています。
今日は目標達成のための「記録すること」について、また弊社のスクールで使用している「やる気ノート」の使用について執筆していきます。
記録することの重要性
計画を立てることより、記録し公開する、という行為が目標達成につながると考えられている。
「記録する」ということはシンプルで非常に重要なことだと言えます。
Benjamin Harkin博士らの研究グループが出した研究結果に、目標を達成する時には、進行度を記録することが最も有効であることが発見されました。そして、Harkin博士の研究チームが138の研究データを解析したところ、進行度の記録を公開することがもっとも効果的だったということがわかった。
目標を立てることや計画することは意識的にできているかもしれませんが、実際に行動した内容を「記録をする」ということは実行している人は少ないかもしれません。
「記録する」と自分の行動や傾向を客観視できます。
わかりやすい例で「レコーディングダイエット」を思い浮かべてみると良いかと思います。
レコーディングダイエットは、ただ食べた時間と食べたもの、体重や運動などを記録していくというもの。
記録することによって無駄なものや不健康なものを食べていることに気づき、食生活が改善されたり、日常的な運動不足を感じ運動頻度が増えたりと、「気づき」から「行動」の変化が起こり、結果が出ます。
これを子ども達のダンスやスポーツ、習い事に置き換えると、
その週にレッスンで習った内容、そこで感じたこと、自主練習した日にちや内容を記録していき、見返すということにあたります。
練習の内容を書き記していくと、自分がどのくらいの頻度で練習してどのくらい変化しているかが自己分析できるようになり、自分で練習量や内容を見直せますし、講師への質問も増えます。
目標達成には何が必要か考えて行動する、それが一番大事だと個人的には思います。
また、「これだけ練習してきた」という事実を見返すことで子ども自身の自己効力感の向上にもつながるはずです。
書く癖をつけよう!
ただ書く、それだけで意味があります。
「記録をする」ことを難しくしてしまうと続かないと思うので、
好きなノートに
・その日に習ったこと
・自分が思ったこと
・わからなかったこと
・改善点
などを書いておくだけでOK!
自主的に練習した日には、〜を練習した、○分〜をした。
と記載する。
これだけ聞くと、何だ、それだけのことか、と思った方もいるでしょう。
ですが、この書いて見直すという行為が行動を大きく変えることは実際に実践した人しか感じることができません。
1日たった5分程度の習慣で効果が出る、自分の目標ややりたいことに向き合いましょう!
「やる気ノート」を使ってみよう
弊社の運営しているスクール「CHILD THEATERS COMPANY」では、生徒たちにオリジナルの「やる気ノート」を利用してもらっています。
無料で配っていると言うととても驚かれます。笑。
スポーツ塾クラスとダンス幼児クラスには、種目のチャレンジシートでレッスン中にできるようになった項目に講師からチェックをもらうページと目標や夢を記載するページ、ご挨拶お返事がしっかり出来たらはなまるがもらえる出欠確認ページ、といった構成のノート。
ダンス初級・中級・レベルアップクラスは、自主練習が必要なクラスになるので、ノートも上記に加えて、毎週のレッスンで行った内容や月毎の改善点などを自分で記載するページと自主練習で行なった内容を記録するページがある。
スポーツ塾・幼児ダンス用は、講師が生徒たち個々の目標の確認をすることができますし、できるようになった項目が一目でわかるので子供たちが次は〜をできるようになりたい!と目標ができているようです。(ちなみに全部達成すると認定カードがもらえます!)
小学生以上のダンスクラスは、週ごとのレッスン内容を記録し、振り返りながら練習できるようになります。
先生がレッスン中に話したことやアドバイスされたことを書いている子は、翌週のレッスンでも忘れずに実施できていると感じました。
また、練習している子は「見て!先生!私めっちゃ練習してるんだけど!」とレッスン見学に行ったときに自主的に見せてくれて、その子自身の「自信」にもなっているんだろうなと思います。
まだ使用していない子は、まず目標から記入してみてほしい。
書くことが楽しくなれば、行動も変わると思います。
スポーツ塾も小学生クラスは自主練習している子もいるかなと思うので、今後ノートを変更みようかと検討中です!
ダンスクラス「やる気ノート」実際の使用例
もしまだやる気ノートを活用できていない子がいたら、ぜひ以下の生徒たちの使用例を見せてあげてください。
初級クラスの生徒の使用例
●初級クラスHちゃんの使用例
●初級クラスSちゃんの使用例
中級クラスの生徒の使用例
使い方は自由なので、まずは書いてみることからスタートしましょう!
お友達のノートを見て、自分は全然使っていない。。書けてない。。と落ち込むのではなく、
まず1項目、1ページ、から書いてみるといいと思います!
何を書いていいのかわからなかったという子も多いかと思うので、一つのお手本で載せてみました。
参考にしてみてくださいね♪
そして子供たちのノートを見て、先生のこまめなチェックが子供たちの書きたい意欲を引張っているように思いました。
赤ペンでコメントを記載しているのが先生たちのチェックです!
記録して、見てもらえる、褒めてもらえる、という繰り返しが習慣化するポイントですね!
使い始めると自分の行動を振り返り、一つ一つの成長につながるはずです。
(著者:株式会社Stage Up 代表取締役IKUHO)
<参考文献>
・目標を達成するには、進行度を記録して公開するのが効果的
Patrick Allan(原文/訳:コニャック)
https://www.lifehacker.jp/2015/11/151123publicly_recording_progress.html
・自分を操る超記録術~計画より記録が自制心を高める/メンタリストDaigo
各地域で無料体験教室も開催中!ぜひ、お気軽にお寄せ下さい。
2019年11月22日
(END) Thanks for reading!